紐切ゲームは景品ディスプレイの達人

開発担当　楠野博美

楠野製作所の紐切景品ゲームは、キャビネットの中に、形や大きさを

問わず千差万別に景品を吊るすことが可能なために、

「ディスプレイの達人」と呼ばれています。

それはそれでよかったのですが、その反面、吊り下げる景品の高さが

揃って、前列の景品が後ろの景品に被ったりする。また景品同士があっちこっちを

向いて、綺麗にディスプレイすることができないとも言われていました。

しかし、やがて「エコロープ」と「前向き棒」が現れ、短所と言われた

紐切ゲームの悩みを解決することになりました。

【エコロープ】　※景品を吊るす空間内の景品上下の位置を調整する。

例えば、

景品が吊られたキャビネットの中では、それぞれ上下の間隔が

エコロープによってうまく調整されているので、空間内での景品は

位置的には美しく見えるようになりました。

しかし、綺麗に位置どった各景品の顔があらぬ方向を向いていては、

興ざめしてしまうので、みんな正面を向くようにならないものかと、
また一つ付いた注文に対しては、今度は「前向き棒」が対応することとなりました。

【前向き棒】※宙吊りの景品の背中に軽く接触して、横向きの景品を前向きにする

回転止め前向き棒が発明され、各景品を前向きに並べることも可能となったために、

紐切ゲームバーバーカットが以前にも増して「景品ディスプレイの達人」と

呼ばれるようになりました。

確かに整列した景品が生き生きとしています。