ゲーム用風船の膨らまし方

開発担当　楠野

KUSNO製風船割りゲーム「バルーンホッピング」に使用するための、

風船を膨らませ、無風状態の中で放置したら、

(A)作業に慣れたスタッフが膨らませた風船50個全部が1日で縮むこと

はなかった。
(B)作業に不慣れなスタッフに予備知識のないままに50個の風船を

膨らませたら、  早いうち(3日以内)に8個の空気抜けが生じた。

※(B)の作業をしたスタッフに取説を読んでもらい、ベテランが手本

を示して見せたら、スタッフのミスがなくなった。
このことで、『前もっての取説の熟読と、10回くらいの練習で、

スタッフの風船を膨らますレベルは格段に上がる。』ということが

判明しました。

さて今度は、(A)と(B)の違いが現れた原因を具体的に調べてみました。

☆風船を膨らませることに慣れているスタッフは、空気を入れた後、

風船の口を3~4回ひねりその後で、強く両手で引っ張って、ロック

クリップに押し込んでいた。

★風船を膨らますことに不慣れなスタッフは、空気を入れた後、

風船の口を3~4回ひねり軽く或いは普通に両手で引っ張って、ロッ

ククリップに押し込んでいた。

以上のような実験から

『空気を注入した風船の口は適度にねじった後、注入口の部分を

  両手親指で強引に引っ張り細くしてから、ロッククリップに押し

込んだほうがよい。風船の口をねじった後、軽く伸ばしただけの

状態でロッククリップに押し込んだ場合は、ひねったことで増す

注入口の厚みが残ったままになるため、それがロッククリップの

働きを悪くしてしまい、風船は口から洩れる空気のために短時間

のうちに縮むことになる。』ことが判明しました。

<ここから、ギューッと口を引っ張れるかが問題>

※
風船が萎む原因は上記のほかに、酸化があります。この酸化を防ぐ

には、空気が流れるところに膨らました風船を放置しないことです。

温度や湿度には、(常温常態の環境下では、)あまり変化を受けません。

袋や段ボールに入れて保管すれば、1週間持ちます。