プライスゲームのドック 再生工房

開発担当　楠野

船舶が痛んだり汚れたり不調になったりした場合には、ドックに入ります。

その中で点検修理を受けたり、不良部の改善調整が行われたり、

綺麗にするための掃除を施されたりします。正に船舶のための

医療ドクターです。

実は当社楠野製作所内にも、同じようなドックが存在します。

ドックの名称は「再生工房」です。7,8年前から15年位前に生産した機種が
主にドックの対象者となります。

点検修理、クリーニング、消耗部品の交換などが主な作業となります。

今朝出社してみると、先日まで再生工房で手入れされていた
懐かしいプライズゲーム機が綺麗に梱包され、プラットホームで
出荷されるのを待っているところでした。

8年くらい前の、機種名「2in1コスモス」でした。

プライズ機の再生作業は、大体1週間位の期間で、製作担当者の時間の空いたときに

取り組むようにしています。

今回の再生工房で行われた作業内容は、
・外装内装の掃除　・照明器具の交換　・メカの矯正　・動作実験 などです。

プライズゲーム再生工房にコスモスが入ってきたときに、どれだけこのゲーム機が

稼いでいるのかを確認するため、コインメーターを覗いてみました。

750万円程売り上げていました。

まあ8年間の総売り上げとしては、もの足りなさを感じましたが、、

今回、この機種は古巣の再生工房でのリフレッシュを果たして、

集客現場に戻る訳ですから、心機一転の活躍を願いたいところです。