新クレーンゲームへの粋な現場対応

有限会社楠野製作所

新クレーンゲームへの粋な現場対応

スタッフブログ

2019/03/23 新クレーンゲームへの粋な現場対応

開発担当 楠野

 

最近KUSNOが力を入れて取り組んでいることに、新型機種の情報の
拡散があります。そのために我々が努力することは、業界ではマンネリ化

しているのですが、実際の集客現場でのロケテスト、すなわち稼働実態

検証? なる儀式の洗礼を受ける事なのです。
この稼働テストは、2~3週間をめどにして実施されます。また、
比較ライバル機種として、タイプの似た機種を与えられ、
競争させられるのです。

その現場でユーザーやスタッフさんから好評価を受けることが、

「売上の安定」「ユーザーの反応」「機能性」「人気の長寿」
「減価償却の速さ」などを診断されるのですが、ここを無難に乗り切ると、
一気に良い情報が広がることになるので、新作のポチッとラウンドは、
万全を期する必要があります。

【ポチッとラウンド】

 

img_3193

 

 

画像のポチッとは、ご覧のように、キャビネットの中で右に左に、ギミックが

円を描いてホッピングしながら、動きまわるのが大きな特徴です。
しかし、そのために景品はキャビネット空間の中央辺りから下に吊られる
格好となります。この状態は上方半分がスカスカに見えて、何か寂しさが
漂っているように見えました。
ここは、今回のロケテストでは、何とか改善しようと、取り組みました。

そして、こんな感じにしっかり盛り上げました。

【気合の入ったディスプレイとなった ポチッとのキャビネットの中】

img_4692

 

 

「これは、よくできた! これでロケテスト現場で、ユーザーさんも
スタッフさんも喜ぶ事間違いなし!」と意気込んでゲームセンターに
送り込みました。

ロケテストの期間中、関係者さんからは「なかなか頑張っているみたいです。」
などとの報告は耳にしていたのですが、その時ついでに見せられたテスト中の
現場での写真には、「えっ」と驚かされました。

「こんな感じで色々な景品を、形や大きさを問題にしないで、ディスプレイ

できますよ。」と自社で考え抜いたディスプレイ方が全く反映されていない

有様を見たからです。
【テスト現場でのポチッとラウンド のキャビネットビュー】

 

img_4703

 

 

せっかく提案したのに、その甲斐なしの飾り付けに、いささか

拍子抜けする思いでしたが、「スタッフも忙しかったんだろう。」

と、せめてもの感謝を絞り出していたら、後に当社の設置担当者

からの、意外な言葉を耳にしました。

「現場でこの機械の面倒をみてくれたスタッフさんは、この機械を観て、

景品でユーザーの注意を引くよりも、本来備わっているダイナミックさを

前面に出して、ゲームに集中してもらうほうがいい。」との考えの下、
シンプルな景品配列にしたそうです。

感激しましたね。「ゲームの主役はゲーム機ではなく、ぬいぐるみや

フィギュアなどの景品である。」と言われる昨今において、
この言葉には重みを感じます。

 

「新クレーンゲームへの粋な現場対応」
に感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

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