クレーン会議は踊る 5話
開発者 楠野博美
第4話の「レギュラー一本化政策」で、レギュラー仕様のOP価格が
948,000円になったということは、
相変わらずKUSNOのクレーン系ゲームが国内で一番高い!
というところにまた戻ってしまった訳です。
まあ、それでも以前の99万円からすると、4万円以上安くなって
いる訳だし、装備品も隋分奢られています。
会議は一応成果を出していると評価できるですが、
それでも3D成型マウスまでが消えるのは、何とも寂しい。 なんかいい手はないものか・・・・・、
そんな時、
過去に車を買った際に、標準で着いているレギュラー仕様のタイヤが嫌で、
わざわざオプションのレグノを選んだりすることがあったことを
思い出しました。
私はとっさに「これだ!」と閃き、
成型の3Dマウスをオプションパーツとして準備することに決めました。
周囲は「何も開発者が閃くまでもない、ごく普通の流れ」と、
軽く受け流し、さしたる拒絶反応もなしに賛同しました。
シリコン成型マウスは、
機械一台に対して安く見積もっても8万円という見積りが
出ていました。
ということは、マウスパニックのレギュラー価格から
金属ギミックを外し、成型ギミックを取り付けるとなると、
その場合、レギュラー価格が、103万円にもなってしまいます。
【板金マウス:レギュラー仕様に標準装備】
そこでまた、会議の場が紛糾しました・・・・・が、
今回は収束するのも早かった。
成型マウスを使用した本体の価格が、100万未満に収まるよう、
4万円に値下げすることが、早々と決まりました。
「そんなに安い価格で?」
結論が早く出たのは歓迎するものの、この価格では無茶過ぎると
思い、「安過ぎて利益が載せられない!」とこぼしてしまいました。
実際、外部に発注するのであれば、全く無理な話ではあるのですが、
今回ばかりは「もう仕方ない」という気持ちになりました。 そうと割り切ったからには、もう外注には出せないのだから、 現在の残された選択肢は一つだけ、「自社内で3Dプリンタと私が
協力して作るしかない!」、との結論に落ち着きました。
【3Dプリンタと開発者の共作の成型マウス】
3Dとの共同作業でのマウス作りであれば、
製作する3Dマウスに利益を載せられない状況は、
変えられなくても、その代わりに、カットユニットに、
板金製ではない樹脂製のマウスが搭載される可能性も、
お客さんの選択肢の中に残せたということで、
プライズゲーム開発者の思い、
「カットギミックを今度こそ成型で!」との思いが
何とか達成されたということになりました。
踊りに踊ったクレーン会議の結論です。
1)プライズ機マウスパニックの価格は、
OPで948,000円(税抜)とした。
2)レギュラー装備の四角い板金製のカットギミックを下取りして、
オプションの3Dマウスギミックと交換する場合、機械の価格は
OPで990,000円(税抜)とした。
3)マウスの製作には金型やシリコン型を使わず、
自社内3Dプリンタで作ったものを、開発者が磨き、
色を着けたりして、提供することとした。
(※良い事か悪い事か、手作り感満載です。)
以上のことが決まり、会議は閉会となりました。
長かったけど、まずはめでたし^^
■■□―――――――――――――――――――□■■
有限会社楠野製作所
【住所】 〒559-0025 大阪市住之江区平林南2-10-41
【電話番号】 06-6681-6116
21/12/27
21/06/14
21/04/28
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開発者 楠野博美
第4話の「レギュラー一本化政策」で、レギュラー仕様のOP価格が
948,000円になったということは、
相変わらずKUSNOのクレーン系ゲームが国内で一番高い!
というところにまた戻ってしまった訳です。
まあ、それでも以前の99万円からすると、4万円以上安くなって
いる訳だし、装備品も隋分奢られています。
会議は一応成果を出していると評価できるですが、
それでも3D成型マウスまでが消えるのは、何とも寂しい。
なんかいい手はないものか・・・・・、
そんな時、
過去に車を買った際に、標準で着いているレギュラー仕様のタイヤが嫌で、
わざわざオプションのレグノを選んだりすることがあったことを
思い出しました。
私はとっさに「これだ!」と閃き、
成型の3Dマウスをオプションパーツとして準備することに決めました。
周囲は「何も開発者が閃くまでもない、ごく普通の流れ」と、
軽く受け流し、さしたる拒絶反応もなしに賛同しました。
シリコン成型マウスは、
機械一台に対して安く見積もっても8万円という見積りが
出ていました。
ということは、マウスパニックのレギュラー価格から
金属ギミックを外し、成型ギミックを取り付けるとなると、
その場合、レギュラー価格が、103万円にもなってしまいます。
【板金マウス:レギュラー仕様に標準装備】
そこでまた、会議の場が紛糾しました・・・・・が、
今回は収束するのも早かった。
成型マウスを使用した本体の価格が、100万未満に収まるよう、
4万円に値下げすることが、早々と決まりました。
「そんなに安い価格で?」
結論が早く出たのは歓迎するものの、この価格では無茶過ぎると
思い、「安過ぎて利益が載せられない!」とこぼしてしまいました。
実際、外部に発注するのであれば、全く無理な話ではあるのですが、
今回ばかりは「もう仕方ない」という気持ちになりました。
そうと割り切ったからには、もう外注には出せないのだから、
現在の残された選択肢は一つだけ、「自社内で3Dプリンタと私が
協力して作るしかない!」、との結論に落ち着きました。
【3Dプリンタと開発者の共作の成型マウス】
3Dとの共同作業でのマウス作りであれば、
製作する3Dマウスに利益を載せられない状況は、
変えられなくても、その代わりに、カットユニットに、
板金製ではない樹脂製のマウスが搭載される可能性も、
お客さんの選択肢の中に残せたということで、
プライズゲーム開発者の思い、
「カットギミックを今度こそ成型で!」との思いが
何とか達成されたということになりました。
踊りに踊ったクレーン会議の結論です。
1)プライズ機マウスパニックの価格は、
OPで948,000円(税抜)とした。
2)レギュラー装備の四角い板金製のカットギミックを下取りして、
オプションの3Dマウスギミックと交換する場合、機械の価格は
OPで990,000円(税抜)とした。
3)マウスの製作には金型やシリコン型を使わず、
自社内3Dプリンタで作ったものを、開発者が磨き、
色を着けたりして、提供することとした。
(※良い事か悪い事か、手作り感満載です。)
以上のことが決まり、会議は閉会となりました。
長かったけど、まずはめでたし^^
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